中学生の5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで



英語の勉強法|英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう

 英語の学習の特色として、まず指摘されるのは、英語は「積み上げ教科」だという事です。これは、英語の学習において、前の範囲に苦手なものを残しておいたままだと、それ以降の範囲の学習に支障が出てくるということを意味します。

 例えば、英語の学習の最初に学ぶ「過去形」を理解できない人が、後に学習する「過去分詞形」などを理解する事は難しいということです。もちろん、これはそのほかの文法についても同様のことが言えます。

 このように、単元ごとに学習を切り離す事ができる社会や理科の学習法と違い、英語の場合は、前の単元を理解していないと、後の単元は確実に理解できなくなる事になります。そして、時間を経過していくうちに、中学1・2年で大きく学力の差がついてしまうと、それを挽回する事は難しくなってきます。また、中学英語を理解していない場合、高校入試や、高校の英語の学習にも支障が出てくることになります。

 そのため、中学校の普段の授業で学んだ単語・文法を、その日のうちにしっかりと着実に覚えておくことの繰り返しが、英語の成績の低下を防止するだけでなく、高校受験期の学習の負担を減らすことにもつながります。

 まずは、授業で学習する文法や単語をその日のうちに理解するように努めることが大切だと考えられます。それでも理解できない場合は、少なくとも中間テストや期末テストの対策のための学習を進めていく間に確実に理解しておくことが必要ですし、夏休みや冬休みなどに、学期ごとに学んだ単語や文法などの中から、理解できなかった内容のものを確実に復習しておく事が肝心です。

 また、英語は「積み上げ教科」なので、理解できなかった分野にまでさかのぼって復習することを繰り返すと、これまでの苦手だった部分が一気に理解できるようになるということもあると思いますし、成績にも十分にその成果が反映されてくる事になると思われます。


sponsored link

目次

はじめに 中学生の5教科の勉強法について
まず、「5教科450点」をめざそう
5教科450点を中学のテストで取りたい人へのアドバイス
得意・苦手科目との向き合い方
英語
英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう
英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握して覚えよう
数学
数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート
数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる
国語
国語は、漢字の読み書きなど着実に努力が反映される分野を固める
国語の文法や古文など、覚える事が多い分野への対応法
社会
社会は、地理・歴史・公民の3つの分野の得意・不得意を把握しよう
社会の重要語句を暗記するために、教科書の流れをつかんでおく
地理の勉強法 | 世界や日本の各地域の特色をつかむため、白地図の活用が有効
歴史の勉強法 | ノートまとめを工夫し、時代の流れを把握していく事が大切
公民の勉強法 | 時間がなく復習が不十分でも焦らずに出来ることから勉強しよう
理科
理科の1分野は数学のような学習法も必要、2分野は社会のような暗記主体の学習法が重要
出題されやすい「理科実験」などの問題で、応用力を身につける
理科の勉強法|2分野で出題されやすいのは「観察」に関する問題
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
成績の伸びが実感できないとき、成績が伸びるまで頑張ろう
休み期間の勉強は、数学・英語が最優先!
高校受験に向けて
塾を選ぶか、自宅学習を選ぶか。入試本番まで「残り1年」の選択。
「口コミ」に頼らない塾選びとは
高校受験に備えるために、わかりやすい参考書や問題集を選ぶ。
中3の秋以降の成績は、夏休みの勉強で大きく左右される。
内申書や面接も考慮すると、実技4教科(副教科)も普段から手を抜かずに!
高校受験直前、偏差値30台・40台の人は、どの部分を集中的に学ぶべきか
高校受験直前、授業が終わっていない範囲はどう対応するか
通信教育はどれだけ必要?

特集

参考書の使い方と問題集の使い方
中間テストと期末テストの違い

家庭での学習のために

過去10年間の過去問題集 高校入試 虎の巻
家庭教師のがんば、無料体験レッスンお申込はコチラ

通信教育

中学生のためのZ会

sponsored link

Amazon

コンプリート中学英語長文読解 8講座 [DVD]


とってもやさしい英語 中学3年 CD付


これでわかる英文法中学1~3年―新学習指導要領対応 (中学これでわかる)



sponsored link


※当サイトの情報を参考にしたことにより何らかの損害等が発生した場合でも、当サイトでは責任は負うことができませんので、最終的な判断は閲覧者の皆様ご自身の責任でお願いします。

(c)中学生の5教科の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで

inserted by FC2 system