中学生の5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで



英語の勉強法|英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握する。

 教科書に載っている文章には、必ず大切なところがあり、そのポイントを理解する事で、英語の学習が成り立っているといっても過言ではありません。

 教科書の各ページのそれぞれで挙げられているポイントには、重要な文法が用いられているので、その文法のルールについては、授業で解説されていると思いますので、授業中の黒板をしっかりと写しておく事が大切です。

 ただし、重要な構文については、丸暗記では、テストの問題に対応する事はできません。重要な構文を丸暗記するだけでなく、その文法のルールを理解することが必要です。

 初歩的な英語を例に説明します。例えば、教科書の重要構文として「He talks about Japan.(彼は日本について話します。 )」が挙げられているとします。
 この文章を丸暗記しただけでは、例えば「安倍さんはタカについて知っています。」という日本語の文章を英訳する事はできません。

 したがって、「He talks about Japan.(彼は日本について話します。 )」の構文の大切なポイントとして考えられる下記の(1)〜(3)をまずは理解することが大切です。

(1)「Aについて」を表す前置詞が「about」であるということ
(2)「Aについて」の「A」の部分は「about」の後につけるということ
(3)「about」の後ろにつける語句は、本来は「the」をつけるべきだが、この場合には「Japan」という固有名詞が用いられているため、「the」が省略されているということ

 この文法を理解したうえで、あとは「know」と「hawk」という単語を知っておけば、「安倍さんはタカについて知っています。」という文章を見ただけで「Mr. Abe knows about the hawk. 」と英訳することができます。

 上記の例は初歩的な英文を用いて説明しましたが、もっと複雑な構文になると、文法の理解の差がテストの点数に大きく影響します。たとえば、疑問文の最初につける「Who」と、関係代名詞の「Who」との違いを見分ける事ができない場合、重要な構文を訳す際にとんでもない間違いをしてしまうことになります。そのような場合にミスが起こらないように、英文法は丸暗記ではなく、構文のルールを理解する事を大切にしてください。

 また、高校に入学した後の英語は、中学の英語と比較して、一つ一つの文章が長く、非常に複雑な文法の理解を要求されます。中学生の学習のときの英文法を理解できないと、高校英語の文法の構造の理解は一層遠のくことになりますので、高校に入学した後に苦労しないためにも、中学英語の苦手な分野はしっかりと学びなおして、まずは目先に控えている高校入試に備えてほしいと思います。


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目次

はじめに 中学生の5教科の勉強法について
まず、「5教科450点」をめざそう
5教科450点を中学のテストで取りたい人へのアドバイス
得意・苦手科目との向き合い方
英語
英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう
英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握して覚えよう
数学
数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート
数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる
国語
国語は、漢字の読み書きなど着実に努力が反映される分野を固める
国語の文法や古文など、覚える事が多い分野への対応法
社会
社会は、地理・歴史・公民の3つの分野の得意・不得意を把握しよう
社会の重要語句を暗記するために、教科書の流れをつかんでおく
地理の勉強法 | 世界や日本の各地域の特色をつかむため、白地図の活用が有効
歴史の勉強法 | ノートまとめを工夫し、時代の流れを把握していく事が大切
公民の勉強法 | 時間がなく復習が不十分でも焦らずに出来ることから勉強しよう
理科
理科の1分野は数学のような学習法も必要、2分野は社会のような暗記主体の学習法が重要
出題されやすい「理科実験」などの問題で、応用力を身につける
理科の勉強法|2分野で出題されやすいのは「観察」に関する問題
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
成績の伸びが実感できないとき、成績が伸びるまで頑張ろう
休み期間の勉強は、数学・英語が最優先!
高校受験に向けて
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高校受験直前、授業が終わっていない範囲はどう対応するか
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