中学校の中間テストや期末テストなどでは、いわゆる時事問題とよばれる問題が出題されることがあります。5教科の中でいえば、社会科の一領域として、教科書には載っていない最新のニュースを時事問題として取り上げる学校も多いといわれています。そして、それは、学校のテストだけではなく、高校入試(特に私立高校)の入試でも見られる問題です。 社会の時事問題については、中学校3年で学習する公民の分野とあわせて理解するとわかりやすいのですが、地理や歴史だけを学習している期間(1〜2年生の時)は、公民の分野について学んでいないので、教科書の学習とは関連付けなくても、新聞やニュースで注目を集めた政治経済、あるいは社会的に大きな事件となったできごとをチェックしておけば十分です。そして、公民の教科書を使った授業が展開される時期になったら、たとえば政治のニュース(国政選挙や地方議会に関連したニュースなど)を見ながら、公民の教科書に載っている政治の仕組みに関するページと合わせて覚えておくと、学校の教科書で勉強することが社会とどのように繋がっているのかということを理解する良い機会にもなります。 また、学校によっては、期末テストの保健体育で時事問題を出題する学校も多いといわれています。特に、オリンピック開催期間などの場合に多くみられる出題形式ですが、これはスポーツ番組などを見て、主要な競技で良い成績を収めた選手の名前などを覚えておくとよいでしょう。 ただし、どの科目の場合でも、時事問題だからと言って、最近の話題が全て出題されるというわけではなく、たとえば芸能の話題、特定の有名人のプライベートに関する話題は出題範囲から除外されるということは言うまでもありません。また、政治経済の話題の中でも、たとえば政治家や経営者の発言や行動を興味本位で扱うようなワイドショー的な内容は絶対に出題されません。このように、視聴者の興味に沿った内容は出題されることはなく、政治や経済などのニュースの中で、特に重要な知識のみが問われるものと考えられます。学校のテストや高校入試の時事問題のレベルは、新聞の見出し程度の内容が把握できていれば、ほぼ対応できる問題ですので、真面目なニュースの話題のみを選び、そのニュースの見出し程度のことを理解していれば十分といえます。 また、中間テストでは社会の時事問題対策に少し時間をかける余裕があると思いますが、期末テストは科目数が多いので、そのような余裕がほとんどないものと考えられます。そのようなとき、優先的に教科書の範囲から学習していくことが大切です。時事問題対策ばかり気にし過ぎて、教科書の範囲の学習がおろそかになる事がないように、時間配分にはくれぐれも気をつけてください。
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