中学生の5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで



特集:中間テストと期末テストの違い(7)時事問題対策について

 中学校の中間テストや期末テストなどでは、いわゆる時事問題とよばれる問題が出題されることがあります。5教科の中でいえば、社会科の一領域として、教科書には載っていない最新のニュースを時事問題として取り上げる学校も多いといわれています。そして、それは、学校のテストだけではなく、高校入試(特に私立高校)の入試でも見られる問題です。

 社会の時事問題については、中学校3年で学習する公民の分野とあわせて理解するとわかりやすいのですが、地理や歴史だけを学習している期間(1〜2年生の時)は、公民の分野について学んでいないので、教科書の学習とは関連付けなくても、新聞やニュースで注目を集めた政治経済、あるいは社会的に大きな事件となったできごとをチェックしておけば十分です。そして、公民の教科書を使った授業が展開される時期になったら、たとえば政治のニュース(国政選挙や地方議会に関連したニュースなど)を見ながら、公民の教科書に載っている政治の仕組みに関するページと合わせて覚えておくと、学校の教科書で勉強することが社会とどのように繋がっているのかということを理解する良い機会にもなります。

 また、学校によっては、期末テストの保健体育で時事問題を出題する学校も多いといわれています。特に、オリンピック開催期間などの場合に多くみられる出題形式ですが、これはスポーツ番組などを見て、主要な競技で良い成績を収めた選手の名前などを覚えておくとよいでしょう。

 ただし、どの科目の場合でも、時事問題だからと言って、最近の話題が全て出題されるというわけではなく、たとえば芸能の話題、特定の有名人のプライベートに関する話題は出題範囲から除外されるということは言うまでもありません。また、政治経済の話題の中でも、たとえば政治家や経営者の発言や行動を興味本位で扱うようなワイドショー的な内容は絶対に出題されません。このように、視聴者の興味に沿った内容は出題されることはなく、政治や経済などのニュースの中で、特に重要な知識のみが問われるものと考えられます。学校のテストや高校入試の時事問題のレベルは、新聞の見出し程度の内容が把握できていれば、ほぼ対応できる問題ですので、真面目なニュースの話題のみを選び、そのニュースの見出し程度のことを理解していれば十分といえます。

 また、中間テストでは社会の時事問題対策に少し時間をかける余裕があると思いますが、期末テストは科目数が多いので、そのような余裕がほとんどないものと考えられます。そのようなとき、優先的に教科書の範囲から学習していくことが大切です。時事問題対策ばかり気にし過ぎて、教科書の範囲の学習がおろそかになる事がないように、時間配分にはくれぐれも気をつけてください。


「中間テストと期末テストの違い」目次
(序章)中間テストと期末テストの違い(TOP)
(p1)中間テストは「5教科」のみ。重点的な勉強ができる。
(p2)中間テストの心構え(数学・英語・国語)
(p3)中間テストの心構え(社会・理科)
(p4)期末テスト・学年末テストは「副教科(実技4教科)」の勉強時間も確保!
(p5)副教科(実技4教科)は細かい空き時間などを活用してみよう
(p6)テスト範囲の発表後に勉強を始めても遅い!
(p7)時事問題対策について
(p8)塾通いの人のテスト勉強法

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目次

はじめに 中学生の5教科の勉強法について
まず、「5教科450点」をめざそう
5教科450点を中学のテストで取りたい人へのアドバイス
得意・苦手科目との向き合い方
英語
英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう
英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握して覚えよう
数学
数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート
数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる
国語
国語は、漢字の読み書きなど着実に努力が反映される分野を固める
国語の文法や古文など、覚える事が多い分野への対応法
社会
社会は、地理・歴史・公民の3つの分野の得意・不得意を把握しよう
社会の重要語句を暗記するために、教科書の流れをつかんでおく
地理の勉強法 | 世界や日本の各地域の特色をつかむため、白地図の活用が有効
歴史の勉強法 | ノートまとめを工夫し、時代の流れを把握していく事が大切
公民の勉強法 | 時間がなく復習が不十分でも焦らずに出来ることから勉強しよう
理科
理科の1分野は数学のような学習法も必要、2分野は社会のような暗記主体の学習法が重要
出題されやすい「理科実験」などの問題で、応用力を身につける
理科の勉強法|2分野で出題されやすいのは「観察」に関する問題
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
成績の伸びが実感できないとき、成績が伸びるまで頑張ろう
休み期間の勉強は、数学・英語が最優先!
高校受験に向けて
塾を選ぶか、自宅学習を選ぶか。入試本番まで「残り1年」の選択。
「口コミ」に頼らない塾選びとは
高校受験に備えるために、わかりやすい参考書や問題集を選ぶ。
中3の秋以降の成績は、夏休みの勉強で大きく左右される。
内申書や面接も考慮すると、実技4教科(副教科)も普段から手を抜かずに!
高校受験直前、偏差値30台・40台の人は、どの部分を集中的に学ぶべきか
高校受験直前、授業が終わっていない範囲はどう対応するか
通信教育はどれだけ必要?

特集

参考書の使い方と問題集の使い方
中間テストと期末テストの違い

実技4教科(副教科)について

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