学校のテスト勉強を行う上で、特に塾に通っている人の場合は、学校のテスト勉強を優先すべきか、塾の勉強を優先すべきかという点で悩む人が意外と多いと言われています。 大きな視点でみると、塾の勉強も学校の勉強も結局は同じことを学んでいるわけですが、細かい話をすると、目前に近づいている学校のテストに塾の学習を生かすことができる場合とそうではない場合があります。 中間テストと期末テストで共通している5教科の場合でも、塾が学校の学習より早い進度で学習を進める方針の場合、学校のテスト「2週間前」の時期に塾で学んでいる内容が、すでに目前にせまっている学校のテストの範囲を超えてしまっていることすらあります。テスト対策の勉強をしたいのに、塾の勉強は学校のテストの範囲より先に進んでしまっていると、学校のテストの範囲を復習する時間が取りにくいということになり、学校のテスト勉強のための対策がうまくできない状況に陥っている人もいます。 また、期末テストの場合は、学校の勉強と塾の勉強との違いが大きく出てきていて、塾では実技4教科の勉強はカバーしないケースも多いために、5教科しか勉強しない、あるいは5教科しか勉強する時間がないという生徒も多い傾向にあります。 もちろん、学習塾の中には、学校のテストの直前にはテスト対策を行うこともありますし、最近では実技4教科(副教科)の学習の面倒を見る塾も個人経営の塾を中心に登場していますが、ほとんどの場合は、時期が遅すぎたり、演習量が不足したりしている事が多いと思います。学校のテストは、2、3日では十分な対策はできないので、塾が行う「学校のテストのための対策」などは不十分になってしまいがちです。 このような場合、塾の勉強はほとんどの場合は学校の勉強より先に進んでいるわけですから、学校と塾の両立ができている人は、すでにテスト範囲についてもほぼ十分に対応できていると思うので、あまり心配する必要はないと思います。期末テストの実技4教科の学習のときには、自分なりに細かい時間を見つけて暗記していくなど、効率の良い時間の使い方を考えていくことが大切になります。 ただし、塾の勉強がハードで、かえって学校の勉強に自分のペースで取り組めないため苦労しているという人の場合、そのような人の中には、学校の勉強の範囲すら十分に理解できていないのに、さらに塾の早い学習スケジュールに追われていて、前の学習内容の復習が十分にできていない人がいると思います。前の学習内容の理解が十分ではないという自覚があるからこそ、学校のテストに向けた対策が十分にできていない現状に悩んでいるのだろうと思います。 そのような悩みを抱えている人の場合は、塾と学校との両立に困難を感じている人だと思います。そうした自分の現状を認識できている人は、その解決策を模索していく中で、自分にあった勉強スタイルを見つけることができると思います。そもそも、学習は早く進めればよいというものではなく、学校のように遅い進度の授業であっても、一つ一つの学習内容を十分に理解することを優先すべきです。塾の学習が、自分のペースと合わないという人は、保護者とも相談して、自分の勉強のペースにあった塾に転塾するとか、学校のテストを優先するために塾通いを一時的にやめるというような選択もあります。
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