中学生の5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで



数学の勉強法|数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート

 数学の学習の特色として、まず指摘されるのは、数学は英語と同様に「積み上げ教科」だという事です。これは、数学の学習において、前の範囲に苦手なものを残しておいたままだと、それ以降の範囲の学習に支障が出てくるということを意味します。

 極端な例を挙げると、小学校の算数で学んだ整数の掛け算を解く事ができない人が、分数の掛け算を解く事ができるわけがなく、当然、中学の数学で学ぶ方程式を学習する際にも大きな支障がでてきます。

 このように、場合によっては、小学校の算数が苦手だった人が、中学校の数学で非常に苦労することもあります。この場合、いくら新しい事を学んでも、その内容を理解することは非常に困難だと思われます。

 数学の場合、「積み上げ教科」なので、数学が苦手な人の場合、まずは小学校時代の算数でどこまで理解できたかを確認してみましょう。そして、理解している範囲にどの知識をプラスすれば、中学校の数学で学ぶ新しい内容を理解できるのか、ということを自分なりに把握しながら学習を進めていくことが大切です。

 「小学校の算数からの復習」というと、中学生の皆さんにとっては、「非常に滑稽な話」だと感じるかもしれません。しかし、中学校の数学で苦労している人の多くは、小学校の算数を完璧に理解していない人だと思います。まずは、小学校の算数の問題で一問も間違えないというくらいの完璧な復習を心がける事が大切だと思います。


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目次

はじめに 中学生の5教科の勉強法について
まず、「5教科450点」をめざそう
5教科450点を中学のテストで取りたい人へのアドバイス
得意・苦手科目との向き合い方
英語
英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう
英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握して覚えよう
数学
数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート
数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる
国語
国語は、漢字の読み書きなど着実に努力が反映される分野を固める
国語の文法や古文など、覚える事が多い分野への対応法
社会
社会は、地理・歴史・公民の3つの分野の得意・不得意を把握しよう
社会の重要語句を暗記するために、教科書の流れをつかんでおく
地理の勉強法 | 世界や日本の各地域の特色をつかむため、白地図の活用が有効
歴史の勉強法 | ノートまとめを工夫し、時代の流れを把握していく事が大切
公民の勉強法 | 時間がなく復習が不十分でも焦らずに出来ることから勉強しよう
理科
理科の1分野は数学のような学習法も必要、2分野は社会のような暗記主体の学習法が重要
出題されやすい「理科実験」などの問題で、応用力を身につける
理科の勉強法|2分野で出題されやすいのは「観察」に関する問題
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
成績の伸びが実感できないとき、成績が伸びるまで頑張ろう
休み期間の勉強は、数学・英語が最優先!
高校受験に向けて
塾を選ぶか、自宅学習を選ぶか。入試本番まで「残り1年」の選択。
「口コミ」に頼らない塾選びとは
高校受験に備えるために、わかりやすい参考書や問題集を選ぶ。
中3の秋以降の成績は、夏休みの勉強で大きく左右される。
内申書や面接も考慮すると、実技4教科(副教科)も普段から手を抜かずに!
高校受験直前、偏差値30台・40台の人は、どの部分を集中的に学ぶべきか
高校受験直前、授業が終わっていない範囲はどう対応するか
通信教育はどれだけ必要?

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