中学生の5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の勉強法-高校受験対策から日常の学習まで



数学の勉強法|数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる

 数学の勉強を進める際に、多くの人は、公式を暗記しようとして懸命に丸暗記しようとする場合が多いと思います。しかし、実際には、公式を丸暗記しても、その公式を実際のテスト問題で使えるようにしておかなければ、せっかく覚えた公式も使えないということになります。また、そもそも、公式を丸暗記しようとしても、意味がわからないままに丸暗記しようとすれば、暗記の定着度も非常に悪く、結果的に公式そのものを覚える事ができない、あるいは覚えた公式を忘れやすいという、悲惨な結果になることもあります。

 そのため、公式を覚えるためには、暗記に偏るのではなく、演習問題中心で学習を進めていくということが大切です。まずは、教科書の例題を見ながら解き、次に教科書や問題集の基本的な問題を繰り返し解くことで、覚えた公式をどのようにテスト問題に生かしていくのかということが感覚としてつかめると思います。

 このようにして、問題演習を通じて公式の活用の方法をつかんでいくと、丸暗記するよりも早く公式を覚える事ができる上に、公式を実際に問題の中で使いこなすことができるので、テストの点数に直結するような効率のよい学習を行う事ができます。

 また、図形などを取り扱う分野の場合は、実際のテスト問題で描かれている図形などが非常に複雑であり、また、問題文に多くの条件が提示されていることから、問題に答えるために非常に長い時間を要する場合もあります。そのため、教科書で学習した定理などを踏まえて、テスト問題で描かれている図形の中のどの部分の角度が同じなのか、また、どの部分の辺の長さが同じなのか(あるいは比率がどのくらいなのか)など、テスト問題で示された条件以外に自分で様々な条件を導き出さなければなりません。その訓練のためにも、やはり、定理を暗記するのではなく、問題演習を数多く行っていくことが重要だと思います。


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目次

はじめに 中学生の5教科の勉強法について
まず、「5教科450点」をめざそう
5教科450点を中学のテストで取りたい人へのアドバイス
得意・苦手科目との向き合い方
英語
英語は、積み上げ教科! 授業で学んだ単語・文法を着実に覚えていこう
英文法は「丸暗記」ではなく、大切なポイントを把握して覚えよう
数学
数学が苦手な人は、小学校の算数の復習からスタート
数学の授業で学んだ公式・定理を使いこなすため、例題で練習を重ねる
国語
国語は、漢字の読み書きなど着実に努力が反映される分野を固める
国語の文法や古文など、覚える事が多い分野への対応法
社会
社会は、地理・歴史・公民の3つの分野の得意・不得意を把握しよう
社会の重要語句を暗記するために、教科書の流れをつかんでおく
地理の勉強法 | 世界や日本の各地域の特色をつかむため、白地図の活用が有効
歴史の勉強法 | ノートまとめを工夫し、時代の流れを把握していく事が大切
公民の勉強法 | 時間がなく復習が不十分でも焦らずに出来ることから勉強しよう
理科
理科の1分野は数学のような学習法も必要、2分野は社会のような暗記主体の学習法が重要
出題されやすい「理科実験」などの問題で、応用力を身につける
理科の勉強法|2分野で出題されやすいのは「観察」に関する問題
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
夏休み・冬休み・春休みの勉強方法
成績の伸びが実感できないとき、成績が伸びるまで頑張ろう
休み期間の勉強は、数学・英語が最優先!
高校受験に向けて
塾を選ぶか、自宅学習を選ぶか。入試本番まで「残り1年」の選択。
「口コミ」に頼らない塾選びとは
高校受験に備えるために、わかりやすい参考書や問題集を選ぶ。
中3の秋以降の成績は、夏休みの勉強で大きく左右される。
内申書や面接も考慮すると、実技4教科(副教科)も普段から手を抜かずに!
高校受験直前、偏差値30台・40台の人は、どの部分を集中的に学ぶべきか
高校受験直前、授業が終わっていない範囲はどう対応するか
通信教育はどれだけ必要?

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参考書の使い方と問題集の使い方
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